「自分はいつも判断ミスが多い」「なぜ自分は最適な判断ができないのか?」
そんな悩みを解決する方法についてご紹介します。
メンタルや判断力が低下する瞬間、これが厄介なんですよね。結構身近な状況で起こることが多いので、意識するだけでも対策が取りやすくなります。
判断力が低下するタイミングは?
① 不安を感じているとき
不安が直感力や判断力に大きな悪影響を与えることが分かっています。不安になると、人は普段ならしないような悪い選択をしがちになります。
ベルリン大学の研究によれば、不安を感じるような写真や状況を目にしただけで、直感テストの点数が下がったと報告されています。
日常生活でも、不安を感じさせるような人や状況をなるべく視界から排除するのが効果的です。
② 満腹のとき
一見不安関係ないようですが、満腹も気分が高揚して実は判断能力が下がるんです。逆に空腹時は直感力が高まるという研究結果もあります(ただし空腹が行き過ぎるとまた別のリスクが出てきますが)。
誰しもが身に覚えのあるこれらの状況、ある程度避けられるものもあればそうでないものもあるけど、意識して対処するだけで改善可能です。少し工夫してみてください。
③ 睡眠不足のとき
睡眠不足は判断力を大幅に低下させます。6時間未満の睡眠効果では脳がリセットされず、
どれだけ頑張ってもコミットし続けられる人ですら、睡眠不足だと意思決定の質が激下がりする研究か結果も出ています。
大きな決断はちゃんと寝てからした方が賢明です。
④ 貧困や金銭的不安を感じているとき
金銭的不安も直接的に判断力を低下させます。インドの農家についての研究では、収穫後の豊かな時期と収穫前の貧しい時期でIQに大きな差があることがわかっています。つまり、お金に関する心配ごとがあるだけで、脳に余計な負担がかかり判断が鈍くなるんですね。
最適な判断タイミングとは?
① 午前中に決断する
人間の判断力は1日の中で変動します。
- 朝起きてから1~3時間は判断力が最も高まる時間帯と言われています。ただし、起床直後は頭がぼんやりしているので注意が必要です。恩恵を受けるには、完全に目が覚めてからです。
- 一方で、金曜日の午後は気分が良いため、頼み事が通りやすい、もしくは柔軟な判断ができる時間帯とも考えられます。
② 食事と判断力の関係
食事をすると血糖値が安定し、一時的に集中力が高まります。頼み事をする場合や、自分の意思決定を行う場合は、「食後30分」が、ベストタイミングです。
③ 感情に惑わされないようにする
大事な決断をするときに感情が入りすぎると、失敗しやすいこともあります。「決断するポイントをリスト化する」「事実ベースで情報を整理する」といった方法で冷静さを保つことが有効です。
④「後悔しないリスト」を作る
選択肢を比較するとき、「これを選んだら後悔するか?」と自問自答するのも良い方法です。
これは「後悔最小化フレームワーク」と呼ばれ、Amazon 創業者のジェフ・ベゾスも活用している方法の一つです。未来の自分を想像して、今決めるべき選択がどれかを明確にしましょう。
これらを踏まえると、最適な判断をするには時間、場所、自分の状態、そして計画性のある軽理がカギになります。一日の中で「最高の自分」を発揮できる時間帯に判断を委ねることで、成功率が上がると思います。
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